ガソリンの価格は今後どうなる?予想してみた
ガソリン価格が下がっている
2015年1月現在、東京都内や大阪府内のガソリンスタンドでは、130円切りのセルフスタンドが出現しています。ちょっと前まで160円台後半が普通だったのと比べると、実に30円も値下がりしています。満タンにすると1000円以上の差になるわけで、かなりお安くなった印象ですね。
さてこのガソリンの価格、今後どうなるのか?
ガソリン価格の今後を知るためには、まずは何故今、ガソリン価格が下落しているかを知る必要があります。
現在のガソリン価格の要因は、OPECが減産を見送ったことが原因です。
OPEC、つまり中東の原油の生産調整などをしている、言ってみれば農協みたいな組織ですが、そいつらが最初、
「原油をあんまり作らねーぞ! だって作り過ぎたら価格が下がるじゃん!」
って言ってた。OPECでは、少ない労力で最大限の利益を得られるように、原油の生産高を調整しているわけです。でもここで登場したのがアメリカのシェールガス。テレビや新聞で聞いたことぐらいはあると思うけど、とにかくアメリカでも原油が作れるようになった。言うまでもなくアメリカは原油の最大輸入国。OPECにとっては上客です。さらに諸外国にもシェールガスを輸出なんて話もあるので、シェールガスなんて作られたら、OPECからしたらたまったもんじゃない。そこで
「アメリカの旦那ぁ~ 自前でシェールガスなんか作るより、
ウチの原油を買っていただいた方が、安くつきますぜぇ」
って、手をこねこねしながら、擦り寄ってきた。つまり減産を取りやめて、原油をバンバン作るようになったんです。それが今の原油価格下落の原因。
んで、これからガソリンの価格はどうなるのか?
もちろんOPECが減産に向かえばまた値段は上がるけど、シェールガスの開発には日本の商社も複数参入していて、輸入は現実的に動いているので、OPECも当面は減産しないでしょう。
一説には1バレル、40ドル台前半まで下がるとの噂があるので、もしかしたら・・・
レギュラーガソリンがリッター100円台に!
なるかもしれません。
ただしシェールガスの先行きも不透明だし、OPECの動きもどうなるか分からないので、実際のところはわかりません。ガソリン税の1リットル53.8円を無くしてくれたら、一気に安くなるんだけど。。。
素朴な疑問
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